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月星座(2) ー月は幻、欠損であるという説

ひさご
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ひさごです。

ご訪問ありがとうございます。

「月星座(1)」では、オーソドックスな月星座の解釈のお話をさせていただきました。

今回は、それとは少し違う解釈、月はその人の本音でもなんでもなく、未熟な幻想の姿だという解釈のお話をします。

マドモアゼル・愛先生の『月の教科書』

マドモアゼル・愛先生といえば、日本の占星術界の黎明期から活躍してこられた大御所ですが、その活躍ぶりが個性的で、「異端児」と言われることもあります。

現在でもyoutubeなどで情報発信されていて、占星術にとどまらない数多くのファンをお持ちの方です。

そのマドモアゼル・愛先生が2021年に『月の教科書』と言う本を出されています。Kindleもあります。

「月の教科書: 占星術が誤解していた、この星の真相」マドモアゼル・愛 株式会社ビオ・マガジン

https://amzn.to/3YrTqGl  Amazon公式サイトのページに移動します

この本は賛否両論でかなり話題になったようです。

月は幻惑の星である

マドモアゼル・愛先生の説によれば、月は「幻惑の星」。

「太陽の真実」を見えなくする「マーヤ」(仏教でいう悪魔)であると。

月星座は、まやかしの自分。(ここ大事です。本音じゃない。)

なので、本来の自分は月星座にあると勘違いして目指すべき生き方(太陽星座)を見失ない、自分にとってはなんとなく楽ちんな(しっくりくる)月星座の生き方を求めるなら、

幻を追いかけているにすぎないのだから、いずれエネルギーを使い果たして、自滅してしまうと。

怖いですね。

月は幼少期に形作られた幻の自分

月はその人の幼少期を表すとされています。

幼い頃に形成された性格は、三つ子の魂百まで、などと言いますね。

ここまでの解釈は、オーソドックスな解釈と同じです。

ですが、ここからがマドモアゼル・愛先生の独自路線で、

「幼い頃に形成された自己なんて、大したものではない。所詮は7歳までの子どもが想像できる範囲の未熟なものだ」というわけです。

子供の頃は「なりたい自分」が「本当の自分」だと思ってしまいます。

確かにそれは一理あります。

月はひたすら地球を写す鏡ですから、月の向こうにある太陽や惑星の世界など範疇にありません。ただ、ただ、幼い自分を写し出し、

「これがあなた自身よ」

と言うわけで。

物心ついた頃に強烈に心に写された「肖像写真」はいつまでも心に残るのかもしれません。

母親(養育者)の影響

幼少期の子どもの世界は、母親(養育者)に大きく影響されるのは仕方がないことです。

月は母親を意味しますから、幼い頃の「幻」は母親(養育者)の影響を受けないわけがありません。

しつけとか、母親の価値観とか、期待とか。そういったものが「幻」を形作る要素になるでしょう。

「もっと、もっとできるように」「お行儀良く」「元気よく」などなど・・・

それに応えられる場合はあまり問題ないのかもしれませんが、そうでなかった場合、「幻」には現実よりも「理想」とか「そうでありたかった」姿が反映されるような気がします。

この辺りは、そうだよなあ、と納得してしまいます。

失敗と幻滅

ここで、ひさご自身の実例をお話ししましょう。太陽蟹座、月牡羊座です。

つんのめりがちな性格で、一番出なければ気がすまないような子どもでした。

幼い頃はそれでもなんとかできていたのですが、中高生になると胃感染、実力が伴わず。リーダー的なポジションに上げられるとテンパってしまい、フライングは数知れません。他からは、実力が伴わないのに大風呂敷を拡げる愚か者に見えていたことでしょう。

確かに、突っ走るエネルギーはありましたが、長続きしなかったんです。

年をとって思い返すと、月牡羊座のやり方である程度実を結んだことも、なぜか思い出すのも恥ずかしく、自己嫌悪の塊になってしまいます。なんと言ったらいいのでしょうか、自分がやったことは自分の実力ではない、まるで他の人の手柄を横取りして褒めてもらっているような恥ずかしさを感じるのです。

マドモアゼル・愛先生によれば、この「幻滅感」が月星座が働いている時の特徴だとか。

確かに、月星座牡羊座のやり方で老年期を過ごすのは、もはや、しんどいです。

月星座はなれない自分・できないことを示している

マドモアゼル・愛先生によれば、

月によって幻惑されたホログラムのような姿がその人にとっての「月星座」。

「月星座」の特徴は、なれない自分、できないこと、目指しても実現しないこと。

なぜなら、それは幻だから。

それを本当の自分だと誤解して邁進するなら、自滅、エネルギーを使い果たした人生の終わりが待っている。。。。

また、輪廻転生の視点から言っても

月星座で生きた人は、再び同じ重荷を背負って転生し続けるのだとおっしゃっています。

※ 前世と月星座については松村潔先生も触れておられます。松村先生によれば、月には過去世の記憶が保管されており、無意識レベルでそこに繋がることもあるのだとか。多くの場合、「月星座」は前世で達成した記憶の残像なのだそうです。

月星座が示すのは「できないこと」「無理なこと」

「月の教科書」では、「月星座」の自己実現は「できないこと」なのだ、実現は難しいことなのだ、と解釈します。

幼い頃に母親の喜ぶ顔を見たくて演じていた「なれたらいいな」の私です。

さらに、これらは「幻」なので、とらわれることはない、できなくてもいい、と解釈します。

実は、私は「月の教科書」を読んで、泣きたいくらい嬉しかった。今までの数々の失敗も、自分の欠点だと思っていたことも、「もともとできないことなんだから、できなくても仕方がない」、と言ってもらえたわけで。

何をやってもダメダメだったまま人生を終えるのは嫌ですから、今、こう言ってもらえてよかったと思いました。

月の欠損

「月の教科書」では、このように「できないこと」を「月の欠損」と言っています。

その人にとって、月星座の傾向は、実は「欠けているもの」であるという意味です。

無意識の底に沈んでいる本音ではなく、水に映った月の影のようなもので、実態はどこにも無い、というわけです。

実際は無いのに、あるつもりで演じられるのは、非常に低いレベルの内容。つまり、7歳までの子どもが精一杯背伸びして演じていた程度のことしかできないのです。

自分の人生に照らしてこのことは大いに納得がいったのですが、

それじゃあ、どうしたらいいの?となりますよね。

地球に非常に力を及ぼす月が、そんな「悪者」だったら困りますよね。

月光反転法で月の幻影を解く

「月の教科書」の紹介が続きますが、

このように私たちの人生に影をおとす月の影響を知って、よりよく生きるために

「月光反転法」という方法をマドモアゼル・愛先生は紹介しています。

盃は「逆月」?

洋の東西を問わず、昔から月は不吉なものとして恐れられてきましたが、同様に、その不吉な力を逆さに跳ね返して「太陽」の力に変える「逆さの月」という風習も多いのだとか。

例えば、婚礼の時に夫婦の契りを結ぶ三三九度の盃は「水やお酒の表面に月を映し」たとされます。

盃は「逆月」かも?ということですが。

また、「月を映しす鏡に露を結ばせて(方諸)」不老長寿の水を得る、という中国の古い話も聞いたことがあります。

月の強力なパワーを「逆さの月」で味方につける。この理屈は、わかります。

正反対の月星座の特徴を意識する

この「逆さの月」の方法で、自分の月星座の正反対の方向にある月星座を意識するのが「月光反転法」です。

ひさごの場合なら、月星座「牡羊座」ですから、6つ先の「天秤座」が反転星座になります。

例えば、一人でかっかしてきたら、八方美人的な天秤座の振る舞いを思い出します。暴走しそうになったら、グッと堪えて、「これどう思う?」と同僚に聞いてみる・・・

と、まあ、こんな感じでコントロールしていくとよいのだそうです。

月星座と太陽星座が同じ場合

月星座と太陽星座が同じ人の場合、より強く月の影響を受けやすいのだそうです。

自分というものに人並み以上に懐疑的にならざるを得ないのでしょう。

人生の初めでは月の影響を人一倍受けやすいとのことですが、非常にパワフルに人生を切り開いていく場合も多いとか。

月星座と太陽星座が同じ方は、

ぜひ「月の教科書」を読んでいただきたいと思います。

月光反転法一覧

月光反転法の一覧をまとめてみました。興味のある方はマドモアゼル・愛先生の「月の教科書」でご確認ください。

月星座反転星座ワンポイントアドバイス
牡羊座天秤座協調、協働を心がける
牡牛座蠍座あいまいにぜず、はっきり言う
双子座射手座自分の価値にもっと気づく
蟹座山羊座役割を割り振って人に任せる
獅子座水瓶座話の主語を「私」から「私たち」に
乙女座魚座自分も他人も大目に見る
天秤座牡羊座自分のことだけ考える
蠍座牡牛座心地よいものをゆっくり楽しむ
射手座双子座気楽に遊ぶ。信年は変わっても良い
山羊座蟹座情を大事にしてみる
水瓶座獅子座堂々と気前よく振るまう
魚座乙女座整理整頓、掃除をしてみる

個人的には、煮詰まった時に意識してみると、肩の力が抜けるような気がします。

これらは毎日の月星座のひとことにもヒントとして取り入れています。

月は幻、欠損であるという解釈のまとめ

マドモアゼル・愛先生は、「月の教科書」で、今までのオーソドックスな月の解釈とは一味違った解釈を提示し、物議を醸しました。

マドモアゼル・愛先生の月の理解は以下のように要約できます。

  • 月は太陽を隠して幻の現実を見せている
  • 幻とは、幼い頃に形成された未熟な理想、自己実現の姿である
  • 月に惑わされて一生を送ると失望と幻滅に終わる
  • 月光反転法を利用して強力な月の隠の力を陽転させるとよい

マドモアゼル・愛先生の月星座の理解は日本の占星術界では主流ではありません。なので、他のブログや書籍などの解釈と違う場合が多いことをご留意ください。

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