タロットは魔法のカード?タロットの扱い方
ひさごです。
ご訪問ありがとうございます。
昔話が続いて恐縮ですが、ひさごの少女時代には地方の田舎では「占い師」は見たこともありませんでした。
田舎の夜は早い・・・。子供はそもそも出歩きませんから、もしかしたら田舎の小さな夜の繁華街の片隅に「易者」はいたかもしれません。
だからと言って、「占い」がなかったわけではなく、今で言えばもっとコアな霊能者系の専門家はいたと思います。
おばあさんたちが「(死んだ人の霊」を)おろしてもらった」とか、「(キツネなどの霊を)払ってもらった」なんて話は結構耳にしましたから。
少女漫画の巻末の星占いは欠かさず読んでましたが、「タロット」は知りませんでした。
今日はひさごのタロットとの出会いと、タロットの扱い方についてお話ししようと思います。
初めてのタロットー受験生の宿で同宿だったタロット少女
東京の大学を受験するために上京して、何日か宿泊するわけですが、当時は大部屋の和室に数人ずつ泊まる「受験生の宿」という割安のパックがありました。
ひさごも予備校が手配してくれた「受験生の宿」に一週間くらい連泊したのですが、そのとき同室だったメガネっ子が「タロット少女」だったのです。
受験する大学に受かるかどうか、みんなが占ってもらったんですが、今から考えると随分みんな呑気ですよね。
私は小心者なので、自分は占ってもらわず、タロット少女が何人もの「鑑定」をしているのを見てました。
ケルト十字スプレッドでしたね。
カードはウエイト版の、オーソドックなものでした。
なんというか、絵柄の不思議さというか、独特の世界に魅力を感じました。
それで、彼女はカードを非常に大切に扱っていて、夜も枕元に置いて寝るし。
タロットカードと言うものを初めて見たわけですが、なんだか魔術的な、神秘的な力があるものなのかなあ、と感じました。
何回切ってもワールド!

受験生の宿にはその一週間後くらいにもう一度泊まったのですが、その時はタロット少女はいませんでした。
その後も1回も会っていないし、K学院大志望だったようですが、どうなったのかも知りません。
私はその2回目の上京で、なんと自分のタロットカードを購入しました。
今はもう無い、渋谷の東急本店だったと記憶しています。
そして、残すは合格発表のみ、という2日間、
流石に受験生の宿も人が少なく、しかも今回は2段ベッドタイプだったので、
私はカードに同梱されていた「使い方」を頼りに初めて自分でタロットカードで占いをしてみたのです。
もちろん、大学に合格しているかどうか、を占いました。
細かいことは忘れてしまったのですが、
ケルト十字の1枚目に「世界(ワールド)」が出ました。
まさかね、と思って、2、3回展開してみたのですが、やはり1枚目がワールド。
結果、翌日の合格発表で「サクラサク」。
タロットって、すごい!と思いました。
もっとも、今だったら、「合否に関わらず、受験は終わり。どこかに進学して大学生活が始まる」と読むと思います。
希望の大学に合格するかどうかは、他のカードも見てみないと、わかりません。
でも、とにかく、一区切りつく。次のステージに移る。ワールドはそんなカードです。
「謎のタロット少女」は謎のままなんですが、
私に新しい世界を開いてくれた人、キーパーソンだったのは確かです。
タロットカード自体に霊力があるか?魔法のカードなのか?
占いを勉強したり、修行したわけでもない若き日のひさごが、タロットで大学合格を「当てた」わけですから、
魔女がその中に未来を映し出す水晶球のように、タロットカードも絵柄の神秘性から、カード自体に霊力があるのではないかと思うかもしれません。
ですが、タロットカードはお店でも売っているし、通販でも購入できます。
まあ、元々は、紙です。ちなみに水晶球も、特別な水晶と言うわけではないそうです。光を通す透明なものなら、なんでも代用できると「魔女」に聞きました。
元々はゲームに使われていたタロットカード
カード自体は紙ですが、その絵柄に魔力があるのでしょうか?護符や呪(まじない)の札のように、絵柄に秘密があるのでしょうか?
、結論から言うと、それも違います。タロットカードは元々はゲームに使われていたものらしいのです。

タロットカードの歴史を辿ると、15世紀の貴族の手紙などにタロットカードに言及したものがあるそうです。ただし、それは占いや呪術に使われていたものではなく、カードゲーム。
タロットカードの小アルカナは今でもトランプによく似ていますね。
そのころのタロットカードのゲームは、「トリック・プレイ」といわれる遊び方だったそうです。(しばしば、賭け事、つまり、ギャンブルとしての遊びだったようですね・・・)
そのルールは、数人にカードを配り、はじめの人(親)が1枚出したら、次の人は、同じスート(トランプで言えば、ハートとか、ダイヤのようなカードの種類)で、出されたカードより数の大きなカードを出さなければなりません。一番数の大きなカードを出した人が次の親になれます。早く手持ちのカードがなくなった人が上がり、とか、ルールの展開はさまざまですが、要は、タロットカードに強弱があるのが前提です。
今のトランプと違うのは、10までの数の上にあるコートカード(小姓、騎士、女王、王)よりも強い切り札として、今は大アルカナと呼ばれる象徴的な絵柄のカードがあったことです。また、切り札の枚数や絵柄は時代や地方によっても違ったようです。
歴史的には、昔からあった「カード」と呼ばれるものが現在のトランプ。それに絵札がついて、「切り札(トランプ/タロッキ)」と呼ばれる新しい遊び方のカードが「タロット」の先祖のようです。
元々大アルカナ(絵札カード)の絵柄はみんなが知っている寓意画だっ
タロットの大アルカナは、今のトランプに当たる小アルカナよりもゲームの上では強い札でした。大アルカナの中にも強弱はあったようです。中世ヨーロッパの人々は、カードゲームで自分の手持ちの札に絵札が入っていたら、思わず、「しめしめ・・・」とほくそ笑んだことでしょう。
いろいろな人が楽しむカードゲームですから。絵札は一眼見て、誰でも理解できる絵柄である必要がありました。
例えば、「皇帝」は権威を示し、「女帝」は「豊かさ」を示し、「法王」はこの世の「皇帝」に対して「宗教的な権威」を示します。髑髏姿の「死神」も、ペストの大流行で「死」が身近なものとして擬人化された形です。
およそ、現代の日本には馴染みのない絵札が多いのですが、それは、歴史や文化が違うからです。実際、絵札の種類は数多くあり、地域や時代によっていろいろなパターンがあったそうです。
その後、カードゲームとしてのタロットは、貴族や裕福な商人たちの間から、庶民の間にも広がり、安価な普及版として、今でいう「マルセイユ版」タロットが広まりました。
占いとオカルトに結び付けられたタロットカード
別記事で、この件については詳しく書こうと思っていますが、フランス革命前夜のパリでタロットカードは「古代エジプトの叡智」を宿した神秘のカードと見なされるようになり、タロットカードによる占いが大流行しました。(政府が禁止条例を出したほど)
オカルト、とは、秘められたもの、隠されたもの、という意味で、19世紀に盛んになった心霊的な事柄を探究する秘密結社や、彼らが行っていた儀式などを指すようになったのですが、目に見えない世界と現実世界を繋ぐ翻訳的な役割として寓意的なタロットカードは最適だったようです。
その後20世紀のニューエイジムーブメントで、いくつかのタロット占いの定番のスプレッドが完成し、現在に至るのですが、
タロットカードに神秘的な力があるわけではなく、目に見えない世界(深層心理であったり)の翻訳として、カードが使われる、という点は一貫して変わっていません。
ですから、寝ているうちにカードが動いたとか、勝手に飛び出してきたとか、あたかもカード自体に何かの力が宿る、ということは多分?ないと思います。
いかなる場合も、主体は人間の方で、カードを扱う人の在り方に左右されるのではないでしょうか。
参考書籍 「タロットこころの図像学」鏡リュウジ 河出書房新社
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参考書籍 「タロット大全──歴史から図案まで」伊泉龍一 紀伊國屋書店
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タロットカードの扱い方
とはいえ、人間の深層心理が流れ込みやすい寓意画が描かれているカード。それなりの敬意を持って接するに越したことはないでしょう。
例えば、家族の写真。プリントアウトしたら、元は紙です。でも、ぞんざいに、踏んづけたりできませんよね。そんな感じです。
タロットカードの購入の仕方
普通に、通販やお店で購入して問題ありません。中古のものでも、気持ち的にOKなら構わないでしょう。これは中古衣料はいやだとか、個人の好みは色々ですので。。。
前の持ち主の念がこもっていて・・・というようなホラー漫画っぽいことが心配であれば、高くても新品を買いましょう。
もっとも、中古だから安いというわけではなく、今は絶版になっていて、高額な値段がついているものもあります。
カードを初めて使う前に浄化は必要?
これも、好みのもんだいです。衣料品を水通ししてから出ないと着られない、という人もいますから、それと同じです。
もし浄化したいなら、パワーストーンのように、水晶などの細石の上におくとか、セージを焚いて、煙を当てるとか、そんな方法で良さそうです
タロットカードを使うとき

タロットカードを使うときに準備した方が良いのは専用のクロスです。
専用のクロスを使う
これは、占いという非日常の場を作るためであると同時に、シャッフルしやすい、スプレッドしたカードが見やすい、カードが傷まない、などという実用的な理由があります。
大きさは変形ケルト十字や、ホロスコープスプレッドが余裕でできるくらいの大きさがあれば安心です。通販サイトで売っているものは大体このサイズです。
無地の方が見やすいですが、好み次第。あと、裏に滑り止め加工がしてあるものの方が、シャフフルの時に安心です。(100均などで滑り止めを買ってきて裏に貼り付けてもよし)
タロットクロスいろいろ。ポーチがついていると便利です。
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タロットカードの収納の方法
基本は、入っていた箱に収納しますが、キャラメルタイプの箱のように、扱い次第で傷みやすい薄い箱の場合は、あわせ蓋がある箱に入れた方が良いでしょう。
ゴ○ィバなど、高級チョコレートの1500円くらいの詰め合わせの箱など、ちょうど良いサイズ感です。
収納する時のカードの順番は?
これは迷う人が多いと思います。愚者、あるいは魔術師から始めてペンタクルのキングまで、順番に揃えてしまうべきか。
1日何回も使う人は別として、趣味として週に1.2回だったら、勉強にもあることですし、順番通りに並べて収納するのもいいかもしれません。
決まりはないようです。あくまでも、その人の気持ち次第。
こうしなければダメとか、バチが当たるとか?そういうことはないですが、カードに敬意を払うというしせいで、自分の基準を作ればいいのではないでしょうか?
カードが傷んできたら
カードが折れてしまったり、くたびれてきたら、買い替えのタイミングかもしれません。
特に「お焚き上げ」の必要もありませんが、ゴミに出すのが忍びない場合は、お寺などに相談してみるのも一つの方法です。故人の持ち物や写真など、供養してから焚き上げてくれるお寺もあるので、お布施を包んで、供養に出すという方法もあるでしょう。
まとめータロットカードは魔法のカードではないけれど
ひさごが出会ったタロット少女は、それはそれはタロットを大切にして、枕元に置いて寝ていました。「怖くない?」と、聞く人もいましたが、タロットカード自体は魔法のカードではないので、神経質になることはありません。
元々ゲーム用のカードとして生まれたタロットカードは、時代背景により、目に見えない世界との意思の疎通を図るためのツールとして使われるようになりました。
カード自体に魔力があるわけではないのですが、大切に使いたいものではありますよね。
使うときにはクロスの上で、丁寧に扱いましょう。
また、折に触れ、タロットカードについては記事を書いていくつもりですので、お楽しみに。

